こんにちは、タツノコです。。
先日の二胡に使われている木材についての続きのお話です。
前回は黒檀と紫檀を題材にしました。→こちら
今回は緑檀と紅木です。
○緑檀
リグナムバイタという木を指して緑壇と日本では呼ばれています。
世界で一番重くて比重も重い木です。
しかし同時にパロサントという木も緑壇として流通している様です。
元々は緑檀=リグナムバイタだったのが、
どうやら色や香りが良いなど、特徴が似ているパロサントも緑檀として流通するようになった などなど
諸説あるようですが、、
リグナムバイタ→緑檀←パロサント
どちらも混在して流通してるようです。
(ところがこのパロサントも2種類の樹種があるそうです。「本緑檀」と「香木パロサント」香木のこちらは柔らかく”緑”ではないようで、、パロサントひとつとっても、「緑檀」「香木パロサント」「本緑檀」と、沢山の名称があってこんがらがってしまいます)
実物を並べてどなたかに解説をしていただきたい、そんな気分です。
木材は俗称で呼ばれることも多いのですね。
同じ俗称でも実際の木の種類を見ると一つではないことも多いようです。
リグナムバイタ:中南米原産・ハマビシ科。心材は茶褐色。経年変化により濃緑褐色となる。樹脂分を多量に含み世界一硬く重い木。製材した面は蝋のような感触がある。ラテン語で「生命の木」を意味している。
パロサント:南米原産・ハマビシ科。緑褐色で樹脂分を含み非常に硬く重い木。甘い香りが特徴。
始めにお話ししたウッドビーズの緑檀はパロサントでした。
我が家の緑檀二胡、中胡
○紅木
さて、最後は紅木です。
紅木はマメ科の植物で英語ではレッドサンダーズとも呼ばれています。
紅木(レッドサンダーズ・レッドサンダーウッド) は
ワシントン条約に指定されている、かなり貴重な木材です。
三味線でも使われるようですね、
また、紅木紫檀と呼ばれることもあるようですが、
紅木と紫檀とでは産地を含めて別のものだそうです。
二胡には紅木と老紅木がありますが、
日本でも材木としての紅木も古山物と新木物と区別されていていたようで、
古山物は黒みを帯びていて、新木物は赤みが強いようです。
このことが二胡の紅木と老紅木の区別とイコールであるかは定かではありません。
二胡には他に花梨などいろいろな色々な木材が使われているようですが、
材木に明るくないシロウト調べはこの辺で。
お詳しい方がいらっしゃればぜひ話を聞いてみたいものです。
今回調べるきっかけとなったウッドビーズですが、
残念ながら紅木はありませんでした。
調べてみて、かなり貴重な木材だということがわかり、納得。
そのほかの木材も銘木と呼ばれる貴重な物ということがよくわかりました。
ウッドビーズを使った新作は近日お披露目したいと思います。
0コメント